"It sucks to be me"
|
「ぼくは負け犬」 |
|
サントラ2曲目のこの曲は言ってみれば登場人物の自己紹介。彼らの現状が歌われるわけなんだけど、みんな自分がミジメな状態だと思っている。登場人物たちはめいめいに自分の負け犬ぶりをアピールするんだけど、そうなると必然的に起こるのが負け犬のインフレ。初っ端から横綱級に登場願うわけにはいかない。優勝するのはもちろんトリをつとめるゲイリー・コールマン。歌の冒頭で己の人生を嘆いていたブライアンが、にこやかに "I feel better now"と言うのが可笑しい。 |
|
Highlights |
|
KATE MONSTER Whose life sucks more? Brian's or mine? NICKY AND ROD Ours! |
ケイト・モンスター 誰の人生がよりミジメだと思う? ブライアンの、それとも私の? ニック&ロッド ぼくたちの人生! |
ケイトに質問されて、今まで口論してた2人が仲良く「ぼくたちの」っていうのもどうかとは思いますが。 このあとの二人が同居を描写した16小節は、youtubeにアップされたどこかのTV映像と思われる動画の中では、カットされてました。冗長だし、特別面白いところでもないし。ただ、サントラのみでも成立させるためには、状況説明のためにも必要なところなんだろうね。 |
|
ALL Is there anybody here It doesn't suck to be? It sucks to be me! |
全員 この近くにミジメじゃない やつはいないだろうね? いればぼくはミジメになる |
このミュージカルのテーマの一つが「幸福感の相対性」。後で"Schadenfreude"にも出てくるけど、それがよく現れてるのがこの歌詞。 |
|